本日木曽川沿いに行方不明者の捜索であろう消防署員の方々がいたわけだ
この上流である可児市にて先週起こった水害は全国のニュースで流れているので説明は割愛するとして、こういう突発的な災害に対してどう対処するのかこそが市町村はじめ県も国も大切な事業だと思うのです
今朝のニュースで知りましたが、26歳の男性がお亡くなりになって発見されたとか
携帯電話から父親に電話し、水が入ってきたと言った後音信不通になったそうで
親御さんはさぞ悔しい思いをされていらっしゃるのかと思います
そもそも行政の最大の目標とは何か?と問えば日本国民の、県民の、市民の生命と財産を守ることだと考えております
その生命と財産の守り方は各規模によりけりだと思うのですが、こういう災害を防ぐのも当然の仕事なわけです
まず災害を未然に防ぐこと、それでも起きてしまった場合には早急に対処すること、究極の目的はどんな災害が起こっても誰一人亡くなることのないシステム構築だとする
しかし一方ではどうしてもお金の問題が出てきてしまいます
完璧なシステムを構築し、維持する費用がそれに見合うのかどうか
難しい問題だと思うのです
際限なくお金がつぎ込めるのであればいいのですがそういうわけにもいかず、また災害対策だけですべてを消化してしまっては他の行政サービスに影響がでます
だからどこかで諦めるしかないわけです
コンクリートから人へと公共事業のあり方を変えたいと鳩山元総理はおっしゃいました
たしかにいらない事業も多いと思います、これはバブル崩壊後に無理矢理景気対策と称してやってきたツケの部分に多く見られます、だからそういうものはバッサリ切ってもらっていいと思うのです
しかしその上で、本当に必要な災害対策とは何か、もう設備としての災害対策は終わったのであれば運用としての災害対策案をしっかりと固めていただいていればいいのですが、どうなのでしょう?
とある党などは公務員の給料を2割カットしろ!という、確かに人件費の占める割合は大きいのでそれも検討しなきゃならなんかもしれないけど、実際に災害対策や安全保障に関わるところを削減しまくって本当に機能するのかどうかは検証しなくていいのでしょうか?
一律2割カットなどしてしまってもいいのだろうか?
働いていないような公務員はリストラでもいいでしょうが、実際に危険な場所に行く公務員は特別扱いにしなくてもいいのか?またサービス残業ばかりしているような公務員にはちゃんと残業手当払ってあげないといけないのではないか?
などなど、公務員改革って一括りにしちゃってるけど、実際に公務員っていろんな仕事をしているので一律2割カットというのは少々乱暴ではないかと思えたりもして
民間企業なら査定基準を設けて能力を査定することもできるでしょうが、仕事の性格上なかなかそういうわけにもいかない仕事もたくさん公務員がこなしております
頭ごなしに公務員は給料もらい過ぎ!と言われても、私みたいに自衛官時代に手取りで9万円弱しか給料をもらえず、こんな給料で国のために死ねっていうの?という感想を持つ人だっているですよと
話がとりとめもなくなってまいりました
とにかくお金の無い中で、しかし効率的に災害対策をしなければなりませんが、国会議員の先生方の参院選の争点を見ているとそんなことお構いなしのように聞こえます
財政再建も大切です、でもその前にご自身の仕事であります日本国民の生命と財産を守る方法をもうちょっと工夫してみようとは思いませんか?
時代も変わり、技術も進化し、なんとか効率よく運用できるようなシステムがあるように思えるんですけどね
あまりにも無責任なことは書けないので本日はここまで