本日、昼食を食べながらテレビを見ておりましたら、大村愛知県知事が怒ってました
田中真紀子文部科学大臣の突然の決定に賛否の声が巻起こっている
田中大臣の言う大学が増えすぎて質が低下していて、それが新卒者就職の障壁になっているということに対し、そうだそうだ!と賛同の声が多い一方で取り消された方の立場としてはたまらない
最終結果はまだだったとしてもきちんとしたプロセスを踏んでいた手続きが大臣の一声でひっくり返されるっていうのは少々横暴なやり方なわけです
問題点を整理しましょう
田中大臣の主義主張に対し、たしかにそうだねと思う世論は多いと思います
その場合、田中大臣は認可の過程を見直すことを指示し、認可に置ける審査基準の作り直しなどが行われ、改定されたやり方以降の審査に適用される
これがきっと想定しうる手続き論です
また基準をはっきりとさせることで教育ビジネスに投資する側としてはリスクが計算でき、参入しようかどうかを決めることができます
ちょっと大雑把な説明すぎますが、イメージできますかね?
さて、今回何が問題かと言えば、これらのプロセスを経ていないのです
突然大臣が「これダメ!」と言う、これでは大混乱ですよね
理由を問うても一般論的なお話ばかり、本当はテクニカルな問題はどこにあって、何を改善すれば通るのかを聞きたいのに概念論ばかりを言うばかり
これでは教育ビジネスに参入するリスクが計算できず、逆に教育を衰退させることになりかねません
と、まあこんなところです
田中大臣のおっしゃる審議会メンバーが大学側に偏りすぎているから是正をするというのは順次粛々とやっていただければいいのでしょうが
現在ほぼ通るはずだった認可を急遽取り消すというのは、大臣お得意の劇薬的な話題作りとしか思えないわけです
政治主導を標榜される民主党政権になり、様々と今までと違う形で決断をされることはいいのだけれど、ちゃんと当事者と話し合いをすることも重要なお仕事ですよ、それは談合とは言わないとおもいますよ
民主党政権って、この話し合いってヤツがまったくもって不得意みたいですね