民主主義ってなんだと思います?
深い話は専門家に聞いてくださればいいのですが
元々欧州で起こった宗教改革の流れの中で王権神授説を否定するために出てきた概念です
つまり政教分離の元みたいなもの
日本だと近代思想を輸入しちゃったのでうまく切り分けられてませんが、カトリックが支配体制となっていた中世欧州が近代になる時に得た概念である人民主義とか国民主権とかそういうものの流れの中でできてきたのが民主主義です
支配者は神(神の代行者)から支配権を得るのではなく人民の支持によってその支配権を得るということ
その意思決定の方法として多数決というのが採用されているだけの話です
最終的に多数決で決めるとして、それでも多くの人民の意見を聞こうと思えば議論が必要になります
また決定までの経緯を公表しながら進め、最後に多数決で決するというのがただしい議会制民主主義のあり方だと個人的には思っております
最終的には数の多い方が勝つけれども情報を公開し広く意見を募らないとただの独裁政権を民衆が選んだだけの話になってしまうからで、それはとても危険なことなのです
政権運営に不慣れな民主党に批判が集まりますが、だいたいこの根本を理解していないのでは?と思うことが多いわけです
民主主義とは?とか安全保障とは?とか、今までは反対していればいいだけの野党だったのだから必要なかったんでしょうね
なんでも反自民党ではよろしくない、日本における議会制民主主義の運営ルールというものくらいはある程度踏襲してもいいのではないか?と思えなくもないこともあるはずです
とにかく政策決定までの経緯が見えないし唐突に発表してやっぱりごめんみたいな話もいくつもあがっているともうちょっとしっかりした運営をお願いしたいと思うんですよね
逆に我が自民党には反対するだけの野党に成り下がって欲しくはないんです
自民党ならこうしていたぞ!という対案を常に出して欲しいし、そうすることで民主党がだめなら自民党だという受け皿になれるわけで
まあこれ理想論なんで現実的ではないかも知れないんですがね
ついでにですが
無宗教の追悼施設なんてアホな話が出てますね
そもそも無宗教なら追悼行為なんていう宗教行為を行わなければいいだけです、死んだ人はこの世から消えただけなんだからね
政教分離の意味を少々履き違えるからこんなわけのわからんことを言い出すわけだ
支配者が宗教によって決められないことが政教分離の原則です、民衆の多くが支持する宗教で追悼行為をすることを否定するためにある言葉ではないことをご理解いただきたいと思う次第であります