鯉がいない! その時7歳の娘はどう動いたか

ゆっくり寝すぎて娘に起こされた日曜日、時計は11時

こりゃいかんと着替えてコンビニに何か買いに行こうと外に出て異変に気が付きました

鯉がいない

あれれ???

娘に聞いてみると、今朝起きた時に見に行った時にはいたそうで

飛び出して干からびちゃっていないかと周辺を探すも跡形もなくいなくなっておりました

(その後、牡蠣殻の下にもぐっていた赤が1匹だけ残っていたのを確認いたしました)

呆然とする父娘

隣り合わせで泳いでいる金魚は無事なんです、鯉だけがいなくなっておりました

銀松葉、昨日届いてもういなくなるとか、おれアホすぎる

まだ7歳で飽きっぽい娘ではありますが、さすがに朝早く起きて覗き込むくらい鯉熱が高かったのでどうしていいかわからない感じでもあります

とりあえず赤を発見したのでこの赤1匹だけでも守らねばと網を準備します

とりあえずちょっと小さいので2x4材を下敷きにして簡易網設置をしようと企画、ホームセンターに買いに行こうとすると娘が

「私も行く!」

と妙に積極的でありまして

道中いろいろ聞いているとやっぱりショックだったみたいです

「可愛い鯉さんいたら買ってくれる? 赤1匹だけじゃかわいそうだし」

とかいろいろ理由付けておりますが、自分もいろいろあきらめきれないご様子

売るほど金魚がいるのに金魚ではなく鯉がいいというのです

「じゃあ、パパも気に入った子がいたら連れて帰ろうね」

と、ホームセンターに到着、あまりホームセンターで鯉とか見てなかったんですが、売ってるんですね、知らなかった

ただなんていいますか、素人目に見てもあまり良さげな子がおりませんで、でもすぐにでも鯉が欲しい娘が駄々こねないように

「いろいろ見て回って、その中で一番かわいいって思った子を連れて帰ろう」

とパパからのご提案、日ごろめんどくさいという娘が妙に乗り気でOKを出してくれまして

やっぱりショックでかかったんだろうなぁ

ホームセンター数件ハシゴしてもしょうがないので地元の大きなペットショップ、ディスワンに向かいまして、っていうか鯉なら成田養魚園さんに行けばよかったんですが、あんまり本格的な鯉見てテンション上げられてもパパ困っちゃうので えへへ

鯉のいる水槽の前で座り込んでじっくり眺める父娘、2匹だけという制限をつけておりましたがいろんな種類が一匹ずつ泳いでおりまして

娘は紅白、横からみたらちょうどかき氷にイチゴシロップをかけたみたいなのがお気に入りになりまして紅白は決定、パパは大正三色でと思っていたのですが、浅黄の子が一匹泳いでおりまして、最近鈴木東錦もそうですが、背中の青い魚にはどうにも逆らえません

どっちにしようか悩んでいたら娘がスタスタと店員さん呼びに行って

「あのかき氷のイチゴシロップ垂れたみたいなヤツと、三色のヤツと、お腹オレンジのヤツ」

とテキパキ店員さんにお願いして掬ってもらっておりまして

おまっww

寿司屋で店員さんにオドオドして注文もできない小心者のクセにこういう時だけなんだその行動力w

結局3匹を連れて帰ることになりました

帰りの車の中でジーっと眺める娘、いつまで続くかわからない娘の鯉ブームですが、小学生になって環境が変わってしまって、何事にもあまり積極的ではなくなっていたので久しぶりにその気になった娘を見ておりますとほっとしますし

鯉がいなくなった理由をいろいろ説明していた中で食物連鎖のお話をしたりしながら、自分たちが今食べているのも誰かが大事にしていた命なんだよというお話ができたりしたことで、無駄ではなかったのかなとか思ってみたり

そもそもたまたまやった鯉釣りから始まった父と娘の鯉生活ですが、1週間もたたないうちにいろいろありました

所詮7歳児なのですぐ他に好奇心が移って行くことと思いますが、大人になっていく過程で、もしくは長い人生のどこかでいなくなった鯉のこと、今回お迎えした鯉のことを思い出してくれるのなら豊な人生を送れるのかなと思ったり思わなかったりする年初のドタバタ劇でしたとさ