ガンダムユニコーン第六話

ネタバレを書かずに感想を書くのは至難の技なのである程度はご容赦ください

最終話へと繋ぐために敵味方を集めて目的をはっきりさせる回です
ラプラスの箱が一体なんなのかわかりもしないのにここまでずっと引っ張ってきておいて、ここの回でそのラプラスの箱を手に入れて何をするのかを明確にさせるわけです
もっとも重要なのはシャアのイメージを引き継いだフル・フロンタルの目的です、何せそれを邪魔するために最後盛り上がるわけですから
何時ぞやのSEEDディスティニーのディスティニープランみたいにどうでもいい計画なら邪魔するに値しなかったりするわけです

フロンタルの大演説を聞いて当然賛否両論がでるわけで、その賛否両論だけでなく、立場の違い、想いの違いを描くことでキャラが立つとてもいい回でした
ミネバ様やマリーダさん、さらにはミコットちゃんも含めて本当にキャラが立ってさらに良く動く
この三人だけでなくバナージもタクヤも今では親のない身であります
マリーダさんがバナージに語り、ジンネマンにワガママを言うと言う形でわかりやすく実現しますし、ミネバ様はかつては頼りにしていたシャア(フロンタルはシャアの代理という意味で)との決別を宣言します
おっさん同士でも同じ想いを抱きながらもシャア(口説いようですがフロンタルが代理です)とジンネマンさんでは行動が変わりますが、バナージに同じ思いをさせたくないというフロンタルも、娘代わりと思っているマリーダのわがままを受け入れたジンネマンも、どちら優しい大人の行動なんですよね
単純な世代間闘争にしないこういう対比をしっかりと入れて描かれているので本当に面白い作品に仕上がっているわけです
そしてまたジンネマンとマリーダさんに泣かされたりして

残るは最終話
ここまでしっかりとそれぞれに主張してもらって、立ち位置を明確にしてくれたので後はもう盛り上がって終わりですよね
本当にガンダムユニコーンは素晴しい作品ですね