iMac 2010mid 27インチを擬似FusionDrive化

昨年11月のこと、iMacのHDDが突然お亡くなりになった際に換装したのは以前の記事でもご紹介をさせていただきました
iMacのHDDを交換する

その後も順調に動いておりまして、特に問題もないのですが、この度MacBook Proの方のHDDがお亡くなりになりまして、もし遅かったらいけないと擬似FusionDrive化するためのDVDマウンタとSSDは購入しておりましたが、MacBook Proに使うこともなかろうと思いiMacに搭載することにいたしました


MacLab. 内蔵光学ドライブをHDDやSSDに置き換えるためのキット【MacBook Late2009以降、MacBookPro 13/15/17 Mid2009以降に対応、相性保証付】


Transcend SSD 2.5インチ SATA3 6Gb/s MLC採用 256GB 3年保証 TS256GSSD370

さて、そもそもなぜiMacに搭載しようかと思い立ったかと言えばちょうど今年に入ってiMacのスーパードライブ(内蔵DVDドライブ)が壊れてしまって機能していなかったのです
ですからMacBook Proで使ってみてよさ気ならiMacでも使ってみようという下心があっての注文だったのですが、MacBook Proの方が普通に動くのでここは思い切って実戦投入してみようと思ったわけです
しかしiMacの分解はめんどくさい、手順とか作業内容がとかではなくとにかく重いのです
分解作業手順を過去に詳しく書いてあったと思い込んでおりましたがご紹介していないみたいですね、ググればいくらでも親切なサイトはあると思いますが次回分解する時にきちんと撮影しておきたいと思います
とりあえず今回は分解後の写真からお話を進めます

IMG_6330
モニターを外したところです、スーパードライブへはこの状態から直接作業ができます
写真左側にあるのがスーパードライブですね、4点のネジで黒いプラスチックケース部分が固定されておりまして、そのほかに温度センサー(細い線)とSlimline SATAのコネクタがささっておりますのでこれらを外しましょう、特に温度センサーは結構がっちりついているのでベリベリっていうくらい剥がします

IMG_6331
取り出すとこんな感じ、この銀色の部分も4箇所ネジで固定されておりますのでそれを外してテープを剥がして取り出して、新しいSSDを付けたDVDマウンタと入れ替えるわけです
付け替えた写真がこちら
IMG_6332
元々MacBook Pro用のマウンタですのであんまりきっちりとはハマらなかったのですが、Slimline SATAのコネクタを挿して押し込んだらいい感じにハマったのでこれでいいかと
どうせ回転物ではないし持ち歩いて動くような使い方もしないしね、心配ならテープなどで固定されてもよろしいかと思われます
ちなみにスーパードライブから外した温度センサーは行き場がなかったのでそのままSSDに貼っつけてしまいました

組み上げなおして起動させます
とりあえず現状の状態でSSDがマウントされた状態で起動されてきますがフォーマットされていないのでSSDがマウントできない状態です
ディスクユーティリティを起動してSSD部分を一つのパーテーションとしてフォーマットをかけるとHDD起動のSSDドライブが利用できる状態となります
ここで一応SSDドライブのベンチテストをしてみますが、確かに今までHDDでは見たことない数値をたたき出しまして、スクリーンショットも撮ったのですがその時点でのバックアップを取ってなかったので当然ながらスクリーンショットは消えてしまいました あはは
確か総合評価で470くらいの数値だったかと思います

さて、ここからがFusionDrive化の作業となります
この辺りもいろいろと記事があがっておりますが、少し古い記事が多くて参考にならないところもしばしばありますので詳細に記載していきたいと思います
Fusion化する両ドライブがアンマウント状態でないといけないのは古い記事と同じなのですが、MacOSが新しくなっておりますので特に起動ドライブを用意する必要がありません、command+Rを押して起動するとリカバリーモードでの起動となりまして、そこでコマンドプロンプトを出すことができるからです
そこからのdiskutilコマンドの使い方は他の記事などとまったく同じなので割愛させていただきます

SSDドライブとHDDドライブ、2つのドライブを1つのドライブと認識させたらTime Machineのデータから復元いたします
MacBook Proと同じデータ量にも関わらずMacBook Proの時が5時間だったのに対しiMacの方は4時間で終わりまして、これも単純にHDDの速度差によるものなのでしょうけれどもっと早くならないもんですかね
4時間後、無事復元の終わったiMacは生まれ変わっておりました
起動がものすごく早くなっているわけです
FusionDriveって結局のところOS任せでSSDとHDDの使い分けをするのでアプリケーションをSSDにデータをHDDにと振り分けるのでしょうからアプリケーションの起動が早いって喜ぶのは当然のことなのかしら?
そしてベンチテストの結果、総合は370点程度、HDDだけの時から比べて3.7倍のスコアを刻んでおりますが、1万5000円弱でこの効果があるのならやっとくべきかしら?

ちなみにですが、当方はスーパードライブがなくても外付けBlu-rayがあるので困らないのでこのような環境で動作をさせております
光学ディスクドライブがないとBoot Campもできません
同じようなことをしようとされる場合にはそこら辺を少し考えてから実行されることをオススメいたします