マクロスフロンティア小説版 最終巻を読み終えて

2018年4月18日

マクロスフロンティアの小説版を読み終えた

 なかなかに面白かったという感想で一杯だ

そしてアニメ版より確実に泣ける、これにうまく音楽を乗せて演出できれば最強の作品であろうと心から思うんだ

しかしこれは文字メディア、限界はおのずとあるわな

 

元々の目的自身が映像作品として難しいであろう誤解の表現

アニメで描ききれない部分を歌の歌詞に乗せているとは言えどうしてもアルトの心の動き、歌姫たちの心の動きはどうしても感じ取りにくい部分が多かったのも事実だが、小説というメディアはやはりそういう心の機微を描くには最高によい媒体であることを再認識させられた

 

若者よ、活字も面白いぞ!

 

しかし小説版を読み終わっても、やはりシェリルはいい女ってことだけは不動だったな

ランカの心境を知っても全然共感できないがおっさんにはやはりシェリルの浪花節な生き方には共感できるんだな

そういう意味でも読み終わった後の感想はアニメ版の最終回を見終わったときと変わらない

これはすごいことだと思うんだ

アニメ版と小説版、まるで別作品のように感じる人もいる中で、でも後味は同じという不思議

それだけ基本となる脚本がしっかりしていたんだろうね

アニメでも小説でも歌でも、その世界観を見事に作り上げていたからこそブレがないんだな

それだけの準備をしていたモノが面白くないわけがないか

いまさらながら製作陣の方々に脱帽いたしました

 

今日はその余韻に浸りながら娘たまを聞いて、そしてF1でも見ようと思う