我が家の輝竜の氏素性が!

そもそも金魚飼育を勧めてくれました師匠K君は鈴木東錦大好きです
一生懸命に鈴木東錦の良さを教えてくれるのでちょっと興味を持ってネットでググったところ鈴木東錦の生産記事に行き着きまして
なるほど金魚の世界ってこういう世界なのかとその末端くらいを知識として放り込んだ頃のお話

金魚飼育経験と言えば小中学生くらいに遡ります、当然その頃の金魚は小赤や出目金ですよね
なので必然的に嫁に来てもらう金魚は出目金がいいとなったわけです
頭がモコモコしていたり背びれがない金魚は見慣れないし高級そうだし、飼育になれてからでもいいやって判断ですよね

飼育を始めてからもいろいろググりました、ググるだけじゃなくて聞いてまわったりもしましたけれど、うちの出目金ズは丈夫だったのでそれほど病気にもならず、1匹が転覆病になったくらいでそれも暖かくなったらなくなりましたし特に問題ないまま春を迎えましたがそれでも不安なのでいろいろググりました
問題が起こったのはその順調な飼育の結果でした、なんとうちの出目金ズが予想に反して大きくなってしまったのです
なんと幸せな悩みなのでしょう(笑)

嫁も娘も母親も出目金にすっかり魅了されていたので屋外飼育には猛烈に反対されましたがこれではもう水槽が持たん時が来ているのだよ!とシャアばりの演説かまして120リットルのプラ舟に移動させたまではよかったのですが、屋内水槽がミナミヌマエビとヒメタニシとヒドジョウだけになるのはとっても寂しいので金魚を買おう!となったわけです
候補はすでに決まっていました、実は鈴木東錦を調べるついでにいろんな養魚場があることを知り、いろいろ調べていたら吉岡養魚場さんのブログに行き当たり、輝竜のことを知ったからです
輝竜の良さはとにかく目が出ていること(ここ出目金好きには重要!)とあまりモコモコしていないこと、生産者である吉岡さんの苦労が綴られたブログを読みふけってすっかりファンになっていたことと、何よりキレイな金魚であったということです

おれはIT屋さん、一生懸命に輝竜を通販しているところを探しますが見当たりません
世の中にはお金を出しても買えないモノがあるといいますが経験上ほぼ世の中に存在するものはお金で買えるはずなのですがさすがに売りに出ていない金魚は買えません
見かけた紅葉竜眼、もみじ出目金を購入してみましたが春のまだ暖かくなりきっていなかった時期に未熟な経験で全滅させてしまいました
そんな頃に1匹諭吉さんが1人では足らない金額で売られている輝竜を発見しましたが、12機のリックドムを3分立たずに全滅させてしまったコンスコンみたいな気分になっていたおれはとてもじゃないが手が出せません
嫁からも「どうせ死なせてしまうんだから少し落ち着いてみたら?」と言われましてちょっと冷静にその場を我慢します

その頃に師匠K君から稚魚飼育を勧められます
金魚やってりゃそのうち自分でいい子作りたくなるだろうから今のうちにこれで練習してみれば?ということでした
最初は20匹ほど、針仔からやっと針仔抜け出した程度の大きさの鈴木東錦の子でした
しばらくしてこれ全滅させたら嫌だなと思い自分自身でも50匹ほど鈴木東錦の稚魚を買い足してこれだけいればバッチリだろうとお世話を始め、さらには紅葉竜眼の稚魚も100匹購入して稚魚飼育を開始するのです
目指せ自家製金魚の練習だ!
しかしながらこのブログを読んでいらっしゃる方々はおわかりかと思いますがまたもコンスコンの気持ちを味わうのです
鈴木東錦は結果として我が家に残った当時の70匹の生き残りは1匹だけ、紅葉竜眼も5匹だけが生き残ったにすぎません、しかも紅葉竜眼に至ってはまともに手をかけていたところは全滅してたまたまメダカの稚魚と一緒に入れてた子が知らず知らずのうちに育っていたので全然飼育してないんです がっくし

この頃いろいろと参考にさせていただいたのもやはり飼育ブログです
鈴木東錦の飼育過程はほとんどわからなかったので今現在飼育何日目でこんな感じでいいのかな?と不安になったもんですが、こまめに飼育過程をブログに記録されていらっしゃる方がいらっしゃいまして目安にさせていただきまして、とても参考になったわけです
なのでおれもだれかが何かの参考になればと飼育の全てをブログに書かせていただいております
さすがに水換えしましたレベルのことで記事は更新しませんが、餌はなにか、どのタイミングで何をしたのか、そしてなぜ死なせてしまったのかまで含めてブログってそういう意味では本当に有効な参考書になりますよね

全滅騒ぎの最中、たまたま仔引きしちゃったけれど仕事の関係で育てられなくなってしまったという東錦の稚魚を師匠K君と250匹くらいずついただいて参りました、生産者様のお名前を一文字おかりしてFacebook上では「杉錦」と呼んでおりますが、弥富産の東錦と桜東錦の子です
全滅祭りでプラ舟が空いていたのでお預かりするつもりがあげると言われましたので友人宅に100匹ほどお分けしてそれまでの全滅の原因を考えながら屋内と屋外にわけて針仔時期を育て、大きくなってきた頃に大きさ別にわけて育ててみましたが、この子達はそもそも丈夫なのか、それとも我が家の環境にマッチしていたのか、それともおれが大人になってあまり手をかけすぎなかったのがよかったのか、病気もなく問題もなくとても大きくキレイな子に育ってくれたわけです
里子に出し、選別し、今は8匹を手元に残しておりますが屋内水槽で針仔時期にひかりパピィで育った子がものすごい勢いで大きくキレイに育ってくれて、なんだか少しだけ金魚飼育ってこういうもんだなってわかったつもりにはさせていただけた気がしたわけです

さて、前置きが長くなりましたが
空いていたプラ舟などを東錦に割り当てていたわけですが里子に出していったりハネていく過程でかなり整理されてまいりまして、鈴木東錦や東錦も成長具合を見るために屋内水槽に入れていた時期もありますが色艶出すために、また夏場に飼い込むために水換えし易い屋外プラ舟に出してしまったので水槽に入れる金魚がいなくなってしまいました
とりあえずは生き残っていた紅葉竜眼に入っていただいておりましたが、この子達とてまだまだ生育過程、屋外でしぶとく生き残った子なので本来はそのままプラ舟飼育の方が性に合っているのだろうと思いますしどうしたもんかと思っていた時にFacebookで「輝竜買いました」という報告をみたわけです

「え?輝竜売ってたの?いいな」

なんてコメント入れたかと思いますが、そのKさん(Kだらけでわかりにくいんですが)からメッセージをいただきまして、まだ金魚屋あいこさんに何匹か残ってましたよというのでお問い合わせしてみたところ購入できましたというのはこの1ヶ月くらいの話ですのでブログの記事を覚えていらっしゃる方も多いかと思います
最初に3匹、次に2匹の追加購入で合計5匹の輝竜が我が家にやってまいりまして、この嬉しさはなんとも表現し辛くこういう長文になってしまうわけですが、苦節といいますかなんといいますか、この数ヶ月の怨念みたいなものも含めて絶対死なさずに春を迎えさせてやるという気合に変わっておりました

見せてもらおうか、埼玉の輝竜の性能とやらを!

結果として転覆気味だった1匹は不注意により多分猫に攫われてしまい1匹欠けてしまいましたが残りの4匹は元気に本日も我が家の水槽で泳いでおります
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で、この輝竜達、最近ではツンツンしてたりしておりましたがぼちぼち距離感もつかめたのか馴染んでまいりまして、元気に水槽内を泳ぐようにもなりまして、我が家に慣れてきたので少しほっとしておりましたら昨日メールをいただきまして
この輝竜の生産者様からのメールでした!
道の駅でも「私が作りました!」って生産者の顔が見えるとなんかうれしく感じるようなもので、金魚屋あいこさんの丁寧な応対に感動していただけで満足しておりましたが、そうかこの金魚にも生産者はいたんだよなと、改めてその方のブログを拝見いたしましてなるほどこうやって育ってきたのかと感無量
まだなかなか手に入らない金魚だけに生産して流通させてくださっただけでも感謝ですが、さらにその飼育経過が見れたりするのってとっても素敵ですね

いろんな形でインターネットっていいなって思うことはありますが、最近ではFacebookやTwitterで繋がった金魚コミュニティの方々、そして生産者様や販売されていらっしゃる方のブログ、同じように飼育している方のブログなどは宝の宝庫ですよね
SNSでは伝わらないその人の想いとかまで伝わってくるので読み物として最高だなと思う今日このごろ
工業高校出身者としては「仮説」「実験」「結果」を報告するレポートをまとめているような感覚ですかね?

ちなみにですが、生産者様より
この輝竜は吉岡養魚場さんの純系輝竜を親に生まれた子という血統証明までいただきまして、なんともまた思い入れが深まりました
本当に思い入れの深い金魚だけにこういうさりげない情報一つでもうれしいものです
大きなことは言いません、とりあえず今いる子達を無事に春まで生き延びていただきまして、春に機会があれば繁殖をしてみたいと思う今日このごろ
このブログも淡々と粛々と続いていきますのでまだまだよろしくお願いします
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