アスリートではない素人がロードレーサーを買ってから100km走れるまで

定義がとても難しいのだが、まったく運動をしていなかったおっさんがロードレーサーを買った場合、これは相当にしんどいことになる
バイクラなんかが梅雨の時期によくやる100km特集みたいのと違って、もっとリアルにシビアにトレーニングを考えてみようと思う
必要なモノは一通り揃っているものと仮定する
サイコンもGarminのヤツなんかでなくてもいい、キャッツアイの3000円くらいので構わないので付けておくといい、ただケイデンスだけは計測できるといいよ

1.足を回すことに慣れる
どうしてもべた踏みをしてしまうのが哀しいかなママチャリ文化で育った我々の癖である、しかしそれは非常に効率の悪いペダリングなんだな
ビンディングペダルが必要とされるのはここです!
足をペダルに固定して何すんの?って思うかもしれないが、ペダルは回転物ですから、いくら踏んでも反対側の足が抵抗になって踏んでる力がロスになるわけだ
ではどうすればいいのか?
簡単だよね、反対側の足が踏んでいる力を邪魔しなければいい、ただそれだけ
引き足と俗に呼ばれているのだが、感覚としては足を回していると思えばOK、無理に引き足を意識しなくてもいいが最初は腿上げ的なイメージをすればいいのかな?
ペダルを踏むのは12時から2時くらいまでの角度の時、そこから下死点に達する直前で腿上げをする 的な
これでサイコンのケイデンスは90以上イケるようになるはずです

2.30kmを走れるようにする
最初のうちは10km走るのも相当に大変なことだと思います、自転車で10kmってアホか!みたいな
ゆっくりで結構ですから30km走れるようになってください、30km走れれば100kmは単純にその3倍ですから、わかりやすいですよね?
慣れでくれば30kmくらいは無補給無休憩で走ったあともダメージなどない程度に感じることでしょうが最初はヒーヒーだと思うのです
30kmてどれくらい?っていうと、名古屋市を縦断すると大体それくらいの距離かな?ってくらいです
通勤でもなんでも結構なんで目標30kmを当面の目標にしてくださいね
まったく運動していない人だと1~2ヶ月くらいかかるかな?

3.パンク修理の練習をしておく
走っていてどうしても避けて通れないのがパンクです
だからパンク修理だけはできるようになっておかないといざという時に困るわけです
タイヤレバー数本と予備チューブと携帯ポンプを常に持ち歩くということも大切ですからね
ツール・ド・フランスみたいにサポートカーが並走してくれていてホイール毎投げてくれるような優しいことは個人のツーリングにはありませんから
いざ何かあった時に自分で対応できないとまずいんです

4.いざ100kmへ!
一人でチャレンジしないでだれかに並走してもらいましょう
持ち物は山奥を走るとかでない限りはコンビニでおにぎり買ったり、どこかお店でランチしたりということもありますので数千円程度持っておけばよいでしょう
最悪リタイヤしてタクシーでっていうところまで考えれば1万円は欲しい?w
オススメの補給食は薄皮あんぱん、携帯しやすく小分けされているので走りながら随時食べられます
30km走れる体力があればほぼ問題なくヘロヘロになりながらも走りきれる体力はあると思いますが、問題は未知の世界、そう体内が空っぽになるあの感覚との戦いなのです
ハンガーノックまでいくかどうかはわかりませんが、70kmほど走りますと体内が空っぽになるらしいです、これは個人差もあるのでなんとも言えませんが危険信号はお腹が減ったということ
これを軽く見てはいけません!
そうならないように20km毎に休憩し、何かお腹に放り込んでください
また朝飯抜きではしるとか、結構危険ですからおにぎりでもお茶漬けでも結構なので炭水化物食ってから走り出しましょうね
また、この時期は水分補給が重要です
ボトル内の水なんて30分も走ればぬるま湯になりますが、それでも15分に1回は最低限水を飲みましょう、そして休憩ともなれば冷えたジュースでもなんでもいいので飲んでください、体内から温度を下げるってことも重要ですからね
保冷ボトルもありますが、この灼熱下ではあまり保冷してくれませんw
こまめに休憩、こまめに腹を満たし、こまめに水分補給、これだけで100kmは走れると思いますよ

5.100km走った後
とにかく水分補給
プロのアスリートなんかは疲れた体にビタミンCを取ると回復が早いということでオレンジジュースを1リットル飲んだりするみたいです
初めての場合は特にありえないくらいの運動ですから眠くなったりなんだりするでしょうが、まず水分をたっぷり取ってとりあえず何か食べてくださいな
できればストレッチとかするといいんだけど、そんな余裕あるかな?
ビールとか飲みたくなりますが、お酒飲むと脱水症状起こしやすくなるから気を付けた方がいいかもです

ざっとこんな感じになります
単純に1~2ヶ月トレーニングしたらだれでも走れるっちゃー走れるのが100kmですw
ただ慣れてくると大したことないやって甘く感じることも多くなる距離でもあるわけで、そうならないように心も体も自転車もしっかり準備して望まないと危ない距離でもあるわけです
だからできるだけ一人ではなく複数人で走ることをオススメします
相手が居ない時は遠慮なくツイッターで呼んでくださいね!