テラビシアにかける橋
ガキ臭い映画だった
でも泣きました
号泣しました
仲良のよい女の子、ちょっとぶっ飛び気味の女の子
絵を描くことしかない少年の目の前に活発で利発的な美少女が現れる
そしてその美少女がいきなり仲良くしようと言い出して、さらに趣味が合う
ありえねー ガキの妄想の美少女じゃねーか!
2人で秘密基地を作りそこで現実逃避気味なテラビシアという国を妄想して遊んでいる
一方で貧しい主人公の家で起こる出来事で少年はすぐに現実に引き戻される
まだ遊んでいたい年頃なのに仕事をやらされ、さらに父親への反抗心も芽生えてくる年頃
そんな揺れる少年、しかし少女と仲良くしていくうちにだんだんと心開いていく
あるとき少年は憧れの音楽教師に美術館に誘われる
少女も、と一瞬思うが憧れの先生と2人きりで行きたいので誘わずに美術館へ
大人の女性とのデートは楽しかろうな
こっから先はオチになるので伏せておくがなんとも泣ける映画だった
本当に途中までガキ臭くておっさんには辛かったが、それでもそれが前フリで一気に泣ける映画になる
ってか我慢できんから書くかw
美術館から帰ってきたら少女がいきなり死んでいた
テラビシアに行くためにはロープを使って渡らなければいけないのだが、その日の朝、自分が出かけた後だろう、ロープで渡ろうとしてロープが切れてしまい頭を打ってそのままおぼれたらしい
らしい、でしかない
死体も出てこない、現実として受け入れられない少年が少女の死を受け入れるという描写でもテラビシアのファンタジー映像が出てくる
そして少年は父親によって現実の世界へと引きずり戻される
泣けるぜ
でも少年はそのまま悲しく伏せているだけではなかった
ここがこの映画のいいところだな
幼い妹が兄を心配して倒れた木を伝ってテラビシアに渡ろうとして渡りきれなかった
妹も少女と同じく川でおぼれそうになっては困る
少年はその倒れた木を補強して橋を作る、そうテラビシアにかける橋を作ったのさ
最後は幼い妹を妄想の国テラビシアにご案内して終わる
現実を直視し、さらにくじけずに橋を作るということで気持ちを整理する
なんとも強い少年だね、おれなら確実にヒキコモリになってんな
とりあえず泣ける映画です
一度見てみてはどうでしょうか
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