パリ~ルーベほどではないけど尾張広域緑道

2014年4月10日

天気が良さそうなのでキャノンデールR700君を駆り出してちょっとサイクリング

中華カーボンフレームが組みあがるであろう来週以降はこのキャノンデールR700君はバラバラにされてしまうんだろう、そう思うと一緒に走った5年間を慈しむような気持ちになってしまうのだ

選んだコースは自称「パリ~ルーベ」の尾張広域緑道、田んぼの横を走っている水道の上に造成された遊歩道と自転車道みたいなとこ、そのわき道を走るんだけどね

そこがまたデコボコなのさ、舗装がはがれたところにただアルファルト盛っただけみたいな補修後とかがたくさんあるわけです、それを避けようと自転車道に入ると今度はなんちゃって石畳みたいな路面があって、ガタガタガタガタさせられるんだな

だからおれはここを「パリ~ルーベ」と呼ぶんだ

その道を犬山駅まで、ほんの10km程度走る、そして帰りは県道102号線で戻ってくるだけのサイクリングだわな

 

風が冷たかったのでウィンドブレーカーをやはり着込む、この陽気なら途中で要らなくなるかもしれないと思いながら走り出すが、やはりガタガタ震えてしまう

風はほとんどなく、自分が走った分だけ風がくる状態、とりあえず軽いギアで足を回すトレーニングからはじめるわけだ

今年はほとんど走りこめていない

5月に日間賀島の周遊レースに出たと同時に会社を辞め、琵琶湖1周をしにいった直後に秘書となり、そしてシーズン真っ盛りの夏に名古屋市議会補欠選挙と衆院選を戦って惨敗、終わって9月に軽く犬山の桃太郎神社に走りに行って落車、U字溝に嵌った怪我が治った10月くらいからは自営業に戻るからと営業と銀行を駆けずりまわる毎日でちょこっと走る程度

ある意味激動の1年だったわけだw

 

住宅地を抜けた辺りで子供の姿がちらほら、自転車乗り始めましたっていう感じの小さい女の子や自転車買ってもらったよって元気に走りまわる男の子達

同年代の親御さんがこっちに気が付くと脇へと寄せて止まってくれる

「ありがとうございます」

ああいうの見ると子供欲しくなるよね

そして風景は両脇共に田んぼになるわけだ

今度は老人がヒーコラ走っている、農作業用の軽トラなんかの出入りもある

この道路は本当に生きてるんだなと思うわけだ

 

しばらく走って41号線が見える、この辺りはまだ緑道未完成エリアなので舗装してない部分もある

未舗装路をちょっとだけ走って高架をくぐるとそこには守口大根の畑が広がるわけだ

そしてこの辺りになるとまた住宅地になる

歩道エリアでサッカーをする少年達、ボールが飛び出すと脇目もふらず飛び出すから要注意だ

そしてテニスコートでは老若男女がテニスを楽しんでいた

ここまで来るとさすがにウィンドブレーカーが暑く感じる、しかし風が暖かくなったわけでもないのでチャックを開ける程度にしておいた

途切れ途切れの道だから止まることも多い、そのついでにボトルをぐっと取り出すと水を一口飲む

ちょっとだけ息の上がった状態に満足なおれ

 

木曽川にぶち当たり緑道は終わる

 

木曽川沿いに犬山駅まで出る途中、2世帯くらいの家族連れが自転車で走っていた

犬山モンキーパークか桃太郎神社にでも行くんだろうか?

あちらは歩道を走っていたので車道からちょっと踏み込んで抜かすと小学生くらいの男の子が歓声を上げた

「かっこいい」

その言葉がおれ自身に言ったわけでないことくらいよくわかっているw

おれが子供の頃なんてロードレーサーなんて見ることはなかったもんな

高校生くらいになってかな?後輩が買ってもらったマウンテンバイクを見て衝撃を受けたもんだ

子供の夢を壊さないようにとちょっとした登り坂だったのだが無理してすすすーっと上がって行くことにした

子供の夢を壊さないって結構辛いんだと実感したw

 

犬山駅に出てから右折、そこからは県道102号線を通るのでスピードアップ

今まではサイクリング状態だったので22~26kmくらいでのんびり走っていたのだがギヤを1つ2つあげての走行になる

微妙にだけど、犬山から名古屋方面ってのは下りになるのでスピードが上がり易いんだな

そして路面も改修されたばかりでタイヤが転がり易い

さっきまでののんびりモードが一転、トレーニングモードへ

 

週に何度か軽く乗っているのと日頃のハーフスクワットのおかげだろうか?特にペダルが重いと感じることはない、風がないのも多分に影響しているだろうか?

シフトチャンジをしながらメーターの速度は30kmを越えた

ヘルメットをかぶっていないのでちょっと怖い気分だが今の自分がどこまで踏めるのかを知りたくもあってさらにシフトアップ

ガラガラガラガラ

ありゃ?この前掃除したときにリアディレーラーのワイヤーを調整しなかったのが祟ったか?

いきなり3つくらいギヤあげられてムリムリと喘ぐおれw

慌てて元に戻すとそれでも維持するのが限界なことに気が付いた

スピードメーターは32km辺りを行ったり来たり

たまに33kmくらいまでは上がるがどう考えても35kmまでは出ない

こんな路面状態も風の状態も良い中でこれかw

自らの現状をあざ笑うしかないだろう

しかもその速度で巡航していると息が切れてくるw

心拍計をつけてのトレーニングではないのでどれくらいかはわからないが、感覚的に160くらいの心拍数の時の感じ

なんでもいいから続けることに意義がある

そのペースを緩めないように維持しながらしばらく信号のない区間を走る

 

信号で止まってからどっとウィンドブレーカーの内側から熱がこみ上げてくるのがわかる

ボトルを取って水を飲む、一口では収まらない

そして信号が変わるとまた漕ぎ出すの繰り返しを数回、すっかり体は温まりまして、さらにあっという間に小牧に戻って参りました

まだまだ走れる勢いはあれど、長距離走るような装備も準備もしていないのでこのまま帰宅することにしました

 

我が家の近所の住宅地をのんびり走る

途中立ち上がったりしてみて体のチェックを行うと足がえらく張っている

20km程度の走行なら筋肉だけで走りきれちゃうもんな

本当なら100km走をしたかったのだがと思いつつ、それはまた中華カーボンフレームと走ればいいさと自分に言い聞かせ、玄関からキャノンデールR700をしまいこんだ

あとどれくらいこいつと走るんだろうか?

自転車3台を置けるほど我が家は広くない

仕事部屋の後ろにローラー専門マシンとして置いてもいいんだけど、どこかツレとかに嫁に出して外で走ってもらった方がいいんだろうとも思えたりもして

その時の気分で決めよう、そう思いながら玄関の扉を閉めるのでした