ガンダムAGE 第五話
もう子供向けアニメってことでケリつけてほっといてやれよ って思うんだけどやっぱりガンダムってついてると見ちゃう年頃
どこぞの大きなコロニーに到着し、そこでフリット君たち民間人は降りようという
しかし待てよ？そもそも最初にコロニーの核ぶっこぬいてUEとの戦闘が終わった後に戻るチャンスがあったじゃないか、なぜにそのタイミングであちらに移らずに今このタイミングで降りようとするんだ？？
大人気ないツッコミをしたくてしょうがないが我慢することにする
フリット君が将来どうするかの選択肢を出して選ばせるエピソードなんだろうが、フリット君は既に第一話からだれよりもUEに対して危機感を持っていて戦わなきゃとガンダムをセコセコ作っていた少年です、だからこんな選択肢まったく必要ないわけで、だからこそ盛り上がれない
子供向けとかそういうレベルではなく、ちゃんと自分たちが創り上げた世界観を理解してキャラクターを動かしているのか？ってレベルのミステイク
エヴァンゲリオン以降の定型的なアニメから脱したいのは理解できるが、主人公もまともに動かせない作品じゃ駄作扱いされても文句は言えまい
で、結果はガンダムと母親の遺言への想いが強いのであっさり残って戦うことを宣言するわけだ
ってかこんなのわざわざここで言わさなくても元々そうやってガンダムに乗り込んで戦ったんだからそうだろうっていう、補強にもならない話
それなのにフリット君を心配し続けるエミリー、突撃するのはグルーデック艦長じゃなくてフリット君だろ、フリットに「フリットが戦わなくていいの、オトナが戦ってくれるんだから、私達船を降りましょう」くらいのことを迫ってくれないとこの回が成り立たないのにただただ星飛雄馬の姉のごとく見守っているだけ
このアニメのキャラクターは本当に動かないんだよな、だから面白くないんだと実感する
グルーデック艦長に突撃したエミリーもイマイチ迫力がない、そりゃそうだ、オトナの都合でフリットをガンダムに載せ続けることに怒りを感じても、それをフリットに直談判しないんだから物語は動きゃしない
知っててフリットに教えないならエミリーも同罪じゃん みたいな
ガンダムに限らずだけど、少年少女の成長物語のはず、序盤のクソガキターンなんだから思いっきりクソガキのように動いてくれないと意味がないのにそこら辺が妙に予定調和の世界の中で動くからガンダムとしてだけでなく作品としてつまらないんだな
∀ガンダムのソシエ・ハイム嬢を見習いなさいといいたいんだ、実家壊され父親殺されヒキコモリ、うじうじしていたと思ったら「私戦うわ！」っていう暴走少女になる、あれくらいのイキの良さがないと物語の牽引役がいないんだよね
これまでのガンダムAGEは世界観の説明と少年少女がオトナの思惑により無理やり戦場に晒されるというターンを描いているのだろうが、フリットは前述の通り戦う準備をしていた側であり、エミリーは勝手にフリットを追いかけて乗り込んでるだけだし、オトナはだれも降りるべきだと言わないし本人達も降りようとしてないし
なんだこれ？自分の意思でそこにいるなら悲劇なんてありゃしないじゃん
とりあえずUEの本拠地とされるところに単艦突っ込む予定なのと、謎の勢力がまた出てきてザクっぽいMSが出てきて戦闘になるらしいので展開がまた変わってくるんだろうけど
この調子じゃ３代１００年終わる前に打ち切りされやしないかヒヤヒヤです
ここまで５話を見てきて思うこと
ガンダムとかそうじゃないというレベルではなく、大人向けとか子供向けとかいう話でもなく、練り込みと書き込みが足らなすぎる感がある
来年の夏にRPGが発売されるらしいので、そこまでは打ち切りはないかも知れないが、こりゃもうアレの域だな
ガンダムシリーズは基本序盤はうだうだやって、後半に向けてテンションと展開が上がっていく作品になるわけで、もうそのテンション上がった展開がキレのいいことだけを祈っている