落としてはいけないモノを落としてはいけない時に落としてはいけない場所に落としてしまった

2014年4月10日

紅葉を見に行こう

寒いから出かけるのはやめようと思ったのだが、せっかく晴れてるんだし、来週はまた雨多そうだしと奮起して中華カーボンフレームを駆り出したおれ

どうせならオリンパスE-300も一緒が良かったが、どうもカメラバッグを担いでまで走る気にはなれなかったので写真は携帯電話で撮ればいいかと割り切ってのおでかけ

相変わらず新車はいいねと上機嫌、風が強くて冷たいからウィンドブレーカーを羽織っての走行

県道102号線に出るとひたすら北上、田県神社を通り過ぎた辺りからスピードアップ、犬山市に入ってしばらくしてふとシートをもうちょっと上げようという衝動に駆られる

わき道に自転車を止めて携帯工具入れから携帯用の六角レンチを取り出してシートクランプのネジを緩めた、その時、まさにその時だった

 

ぽろっ

 

ああああああああああああああああああああああああああああ

掌からこぼれ落ちる六角レンチ、そしてあろうことかちょうど真下はU字溝の蓋があるバージョンの上、さらに工具はその蓋の隙間(わかる?)に吸い込まれるように落ちていった

蓋はしばらく開けられた形跡がないほど隙間は砂で埋め尽くされ、一応持ち上げようとしてみたが開く気配もない

当然U字溝の女神が出てきて

「あなたが落としたのはこの金のレンチですか?それとも銀のレンチですか?」

と聞いてくれることもない

どじょうが出てきてこんにちは ってかわいい展開すらない

しばらく呆然と立ち尽くすが仕方ない、一旦家に帰るしかなさそうだ

ってことでダインシングオールナイト(夜じゃないが)ですよ

サドルに座らないことがこんなにも辛いことだとは、フトモモパンパンになっても座れない

この場所から自宅までおよそ5km、ずっとダンシング

平地で速度出しているわけでもないのにこんなに辛いなんて、いいトレーニングだと思ってやるしかないがちょっと辛いな

そういえばいつぞやのツールで転んだランス・アームストロングが猛烈に追い上げて勝ったステージを思い出した

あれは登りだったけど、でもガシガシダンシングで上がって行くランスを見て何度も解説が「ここ坂なんですけどね」って言ってたのを思い出した

そう、おれのテンションが上がったわけです、なんちゃってランスモード突入

別に踏み込まなくてもいいのにギヤ上げて踏みまくった、そしてさらにフトモモパンパンになるおれ

ちなみに坂道大嫌いなおれは当然ダンシングなんて練習したことがない

ちょうどいい練習だ、そして緩められたままのサドルが左右にふれて内モモを叩くんだ

なんとまあ情けないことになっちまったのか

 

自宅に到着してレンチで締めなおすともう時間があまりない、たかじんのそこまで言って委員会は見たいもんな

仕方ないので紅葉は諦めて川沿いをちょっと走ることにした

この川沿いも入鹿池へのトレーニング道路になっていて、よくローディーを見かける場所

そして本日も数名のローディーを反対側に見ることができる

みんな寒いのに練習してるんだな

おれと言えばもう足パンパンなので普通に流す程度で走るのみ

まだ冬というほど寒くなく、秋というほどは気持ちよくない季節、既に刈り取られた後の田んぼを見るともう今年も終りなんだなって気分になるよね

そういえば今年といえば落ちる選挙にまさに落車にと落ちてばっかりだった、しかも落車した時はU字溝にハマってたんだったな

最後の最後にまたU字溝にモノを落とすなんて、なんか因縁でもあるんじゃなかろうかと思える展開

U字溝の女神にきっとおれ好かれてるんだろうなと前向きに物事を考えることにしよう

 

結論:作業をするなら穴の無い場所で