リアル・スティール これは親子の感動物語である!

年末映画として、今のところ三銃士が良かったのだが、本日リアル・スティール公開ということで観てきました
予告からするとロボット版ロッキーみたいなイメージが強いのですが、内容は親子の感動物語
物語的に終盤に向けてぐぐっと盛り上がってきて、最後はボクシングシーンなのでロッキーの王道路線的な楽しさもあり、そちら方面でも非常に感動できます

まああまりにも王道過ぎてとりわけ書くこともなく、観て損はなし!映画館へGO!と思うのですが、自分的視点から気になったところを少々

ロボットがかっこわるいw
これは日本的センスがないということと、玩具化を狙っていないから?もしくはアメリカの子供たちはこの程度のロボットデザインで満足しているのか?
バンダイさん辺りが意見を言い出すと路線が変わっちゃうけど、それでももっとかっこいいロボットにしてくれたのではないか?と思うわけだ

さらにはそのロボットをなんの説明書もなく再構築しなおす天才息子マックス・ケントン
11歳の若さでハイテクロボットを再構築しプログラムしなおす技量と、その見た目から、どうみてもアナキン・スカイウォーカーの子供の頃にしか見えないわけだ
するとなんだ?Atomと呼ばれていたあのロボットは超翻訳ロボットであるC3POなのか??なんてわけのわからんことに
さらにマックス君が大きくなったらジェダイの騎士に。。。あほ過ぎる脱線失礼
でもこのマックス役の子は見れば見るほどアナキン・スカイウォーカーの子役にそっくりに見えてくるんだ、髪型のせいかな?

そして何より劣化ロッキーであるチャーリー・ケントンのダメ人間っぷりはいいね
実の子すら売りさばく最低男だが、最後の戦いの時に見せ場がやってきてかっこよく変身する
日本では子供の成長物語が主軸にアニメ作品などが製作されるが、洋画ではしばしばこういうダメ親父が再生する物語を描いてくれるのでおっさんになった自分としては非常に共感しやすくて好き
尺の問題で物語は中盤からトントン拍子に進んでしまうのだが、そこら辺をもうちょっと長めにエピソード入れてくれればもっとダメ親父の成長が見れたのかな?と思うと残念かもしれない
映像ソフト化の時には是非ともカットした中盤部分を入れて欲しいと願う

最後に、この映画を見終わってすっきりです
最近では続編に繋げるような終わり方をさせる作品が多いので、こういうやりきり作品って爽快でいいですね
いろんな意味で面白い作品なのでお悩みの方は観てみることをオススメします