忘れないように選挙前のことを書いておくね

どうもマスコミというのは目先ばかりのことを追う性質があり、煽られる我々の側もどうしてもそれについて語る傾向があるので時に重要なことを忘れやすくなってしまうのがいけないところ

相場で言うところの5分足ばかりみて日足を追ってない状態という感じで、指標があるとどっち?みたいな半丁博打の感覚なんだよね
とりあえず大きなところで2点あったはず
・鳩山由紀夫(当時代表)首相の故人献金問題
これはまだどういう経路かはわからなかったが政治資金規正法違反なのはこの時点で確定だろ?
しかし選挙前という名目なのか、首相にしてから首取った方がいいという判断だったのか、ほぼ煽りなしだったわけだ
選挙後調査が進むに連れて相続の問題だとかが出てきて盛り上がってくるが、そもそも故人献金の時点で、ってか小沢幹事長だって金に綺麗な方ではないと思うのだが、そういう民主党を圧勝させた時点で金のことはいいから政権変えたいと投票したのかと思ったがそういうわけではないのか?
昨日の会見中から「民主党もだめだった」とか「首相辞任すべき」とか意見を散見するが、今もう政権を変えていざ予算を組もうというこの時期に首相を辞任させるってどういうことかわかるかい?来年度予算が組めなくなるんだよw
ここでブツブツ言うくらいなら最初から民主党政権を選ばなければ良い、自民党でも金に汚いんだろ?と選挙中友人に言われたことがある
そうだよ、金の問題なんてやってみればわかる、政治資金規正法が現実とあまりにも掛け離れすぎてる感じがするんだよ
公職選挙法といい政治資金規正法といい、一時の政治と金問題で揺れた政治不信を取り除くという名目の法案はぼちぼち見直すか撤廃した方がいいと思うんだな
金持ちが自分たちの金で選挙して何が悪いんだ?と鳩山首相は言いたいことだろう、相続の問題はまた別としておれもそう思うのだがなんともね
・子ども手当?を含む財源の問題
子ども手当に関してはそれこそここでは足らないくらいの主張をしてきた、こんなもん導入したって意味がないと
扶養控除だとか配偶者控除を踏み台にしてばらまきに変えて不公平感をさらに煽るような改悪だと
書き始めたらキリがないのでこの辺にしてw
地方負担分を設定されました、当たり前なんです、だって扶養控除なら収入以前の減税策だから国の収支が汚れないけど、扶養控除を廃止して一旦国庫に入れてしまえばそれを吐き出すのは猛烈な支出なわけです
ただでさえ支出を抑えようという流れの中でわざわざ効果のある減税をやめてまず徴収します
国庫には収入として計上されますが当然目的税でも特別税でもない普通の所得税収入ですからそのまま一般財源の税収部分が増えるんですね
でも子ども手当を支給するに当たっては選挙当時の試算で5兆円と言われる支出が計上されるわけです
結果は同じじゃないか?と当時の民主党支持者の方はおっしゃいましたが全然違います、一旦国庫に入った金は猛烈にチェックがかかります
ザルと言われた自民党時代ですら(先輩方すいません)5兆円規模の毎年必要な支出となればそう安々と通るわけもなく、不景気の折で税収が減れば当然減額の槍玉にあがるし、さらに景気対策を打つならばやはり扶養控除の復活だ!なんてことになったら丸っと支出が増えただけのことになっちゃうんですよね
少子化対策の根本は産まれた子供をどう育てるかもありますが、まず結婚しない人が増えたことによることの方が多いわけで
ならば結婚優遇税制であるはずの扶養控除や配偶者控除をなくすというのはだね。。。いかん、また長くなりそうだw
その他、減税します!無料にします!廃止します!というマニュフェストばかりで財源が足りないということは当時のマスコミでも言われていたことです
20兆円くらい足りないと試算されていた記憶です
特別会計含めて200兆円あるから10%くらいやりくりでなんとかなる!
とおっしゃっていたことをまず思い出してください
そして今史上空前の92兆円予算と44兆円国債発行というのを思い出してください
批判されるべきはまず適当なことを言って政権を取ったにも関わらずやりくりできなかったことに対して何も説明がないことではないですか?
個人的にはだから民主党なんかいい加減な主張をしている政党に政権なんて取らしちゃいけなかったんだ!!
と書きたいところですが、自民党政権のままならよかったか?と聞かれるとやはり自浄能力に欠ける部分が多々あったことは認めますのでそこまでは言いませんw
民主党政権に期待するのは自民党で出来なかった部分のお掃除だと思っております、しかし実際に政権を運営するってのは大変なことなんでしょう
政権取って1年間は試運転中だと思わねばなりません、まず予算を組んでみて経験をしてみてからご自身の主張される予算を組んでみればいいと思ってまして、今回の予算案は正直期待してなかったんでどうでもいいんです
それでもこの賑わいw
来年の今頃なんてもっと強烈な民主党カラーの予算案を提出してくるんだと思うのですが皆さん耐えられますか?w
政治とは権力です
長らく我が自由民主党が政権を運営しておりまして、首相が変わっても大して変わらないやという時代が半世紀続きましたので国民の皆様には政治なんてたいしたことないやと思わせてしまったフシがあります
これは本当にお詫びをしなければいけない部分なのだと思うのです
そりゃ変わりません、どんなに派閥抗争しようが根本が自由民主党なんだから大きくは変わりません
それが良いところでもあったわけですが、それが逆に政治軽視の風潮に繋がってしまったのかもしれません
もう今ならお分かりですよね?政治とは権力です、だから政権を変えるということはものすごいことなんです
私の友人が選挙前に言いました、どうせどこがやっても同じだろ?
それが実際に政権を取らせてみたら強権発動みたいに見えることばかりやっているので驚いておりました
強権発動でもなんでもないんですよ、マニ