ガンダムAGE せっかくの感動話なのにキャラが動かなさすぎる

ガンダムAGE 今回はわざわざ主人公を敵地に送り込んでまでやりたかった感動話なはず
敵地にいる病気の少女ルーとキオ君との恋愛話なはずなんだけど描き方が乱雑過ぎる

キオはルーのためにとっても大切なはずのガンダムの秘密を渡してルーのために薬を得る
ルーがいきなり自分のベッドにキオを連れ込んで日記を取り出してデートに誘って、さらに丘の上でもルーから積極的に手を握らせる
なるほど、最低限は成り立っているがこれはあらすじのレベルの話
そして肝心の描き方はAGE伝統の紙芝居、おいおいこの話のもっとも重要であるキオとルーの交流を紙芝居で送り飛ばすな!
ここらでのセリフ回しとかで親密度を描けるチャンスなのにフリットの時もアセムの時も肝心のシーンは全部紙芝居なんだよな、もったいない

ルーが死ぬことは決定なのは理解できるのだが、最後のキオの行動がどうしても中途半端すぎる
薬を渡しに行ったらもう死んでいた、これでは行動してもしなくても結果が一緒なので感動が薄いし、キオの主導的な動きは描けない
ではどうしたらいいのか、ガンダムで駆けつけたら重体になっていたルー
そこでキオは無理矢理ガンダムにルーを乗せて飛び立つ
「ルー、一緒に地球に行こう」
でもコロニーを出てすぐにルーが息を引き取ってしまう
みたいなのにしないと泣けないよ
コロニー出たら敵のガンダムが待ってるなんて、売れないプラモデルの宣伝するために泣ける話を中途半端に捨てるんじゃないよってんだ まったく

これで次回以降キオがルーの名前を出す度に笑えてしまうんだ
結局オマエが売り渡した情報で敵はガンダムを作り、ルーは結局助からず、それでいて悲しむなんてアホみたいな状況は笑えるんだよ
もっと反抗期の少年なんだから元気に描いてくれないとね
やれるだけのことはやったけどどうにもできなかった感がどこにもないんだよな
こんなんじゃ全然ガンダムじゃないよ