ゴティックメードェ。。。
おれが中学生の頃から連載始めて未だに未完のファイブスター物語、通称FSS
その作者が数年前から(調べるところによると6年前から)これが完成したら連載再開する!というので早く公開しないかと待ちに待った映画「ゴティックメード」がしんみりと11月から公開されていたことに昨日気が付きました
中学生の頃にファイブスター物語として大々的に上映していたのとは違い、伏見ミリオン座にてひっそり公開だけでしたがとりあえずPV見て面白そうなので見に行ってきました
FSSと関係ないとか笑わせる
フィルモア帝国とハスハ(というかアトール聖堂王朝?)の出来上がる神話のような構成ですので予備知識があると楽しめますが、リブート7巻を読み返したすぐなので理解できますが数年放置された普通のファンにはとっても辛い構成ですね
さらに作品単体としてみるとちょっと物足りない、あくまでもフィルモア帝国が出来るための神話みたいな構成ですから盛り上がりもくそもない
花の詩女たるベリン(アトールの巫女)と後のフィルモア皇帝であるトリハロンが後の世のことなど考えずハリウッドばりの演出でイチャイチャしてちゃいけないし、メインである戦闘もカイゼリンの強さを演出してしまったがばっかりに淡々と粛々と終わってしまい、撃ち合うことすらなく終わり、敵がだれであるかも遺留物でわかるくらいの軽い演出で終わってしまいます
富野さんならきっと撃ち合わせながら「この太刀筋、覚えがある!」とか勝手に通信してとかで盛り上げるんだろうなぁとか思うのですが、永野風ではそうならないことはかつてのブレンパワードを思い出して納得してしまいました
敵の正体がわかってこれから!ってところで物語は終わってしまいます
まあこの話、神話部分でしょうからこれでいいんでしょうけど、映画的にはここで最後の決戦とかラブストーリーの進展とかあれば面白いのにってくだらないことに口出しそうになっちゃいますけど、何度も書きますが、これフィルモア帝国とハスハ(というかアトール聖堂王朝?)成立の神話の扱いなんでしょうから作者的にはこれでいいんでしょうね
それとも噂されていた資金とスタッフ不足による大人の事情?
大規模戦闘なりラブストーリーなりで60分くらいの尺足せば十分に一本の映画になるんだけど、なんでそこで切っちゃったのかなぁ的な不満足感は残りますのでFSS知らない人はあんまり楽しめないかもしれない
永野さんがマジェスティックスタンドを連載するにあたり、どうしてもこれを作っておきたいって気持ちはわかります
その話のベースとなる神話ですもんね
でもこれ連載途中の一話としてくらいのボリュームしかないんですけど。。。
映像化するならもっと他にいいネタあったと思うんだけどなぁ
ということで、お約束ではありますが花の詩女ゴティックメードは無事完成となりましたので、ファイブスター物語本編の連載をしっかりがんばってくださいね、永野先生!
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