ガンダムUC これは想像以上だった
全巻揃うまでじっと耐えていたのだが、我慢できずに見ちゃいました ガンダムUCの１巻と２巻
一応見るために年代の近いZガンダム、ZZガンダム、逆襲のシャアを見てから臨んだわけですが、正解だったとほっとしている
近頃のガンダム要素はどうしてもお姫様要素が必須になってしまっている
ファーストガンダムではセイラさんが地味にそのポジションを維持していたに過ぎないし、Zだとだれだろ？ベルトーチカは違うよな？後半にミネバが出てくるからミネバでいいんだろうか？という程度なのだが、ZZですっかりミネバがそのポジションに落ち着いて、社交界にリィナがデビューするという仕掛けからなのか悪しき伝統のようにお姫様やら社交界が出てくるようになってしまったわけだ
その後のガンダムのなんとお姫様志向の強いことかとうんざりすることもあったのだが、やはり元祖お姫様と言えばこの方であろうミネバ様がしっかりと自分の意思で活動するというのはなんとも萌える
しかもそれだけではない、さすが福井原作と言うべきか、スペースノイドの置かれた劣悪な環境や差別などを見せ、連邦やアナハイムエレクトロニクスなどのどす黒い部分にまで尺もない中しっかりと表現している
これは大人が見るためのガンダムだよね
それだけではない、見事な戦闘シーン、これは圧巻だ
ついこの前まで手抜き戦闘シーン連発のZZガンダムを見ていたからだろうか、この迫力には驚いた
これだけでも見る価値はあるだろうね
ガンダムシリーズの伝統みたいなものだが、第一話ではガンダムが大活躍することはまずない
これは少年の成長物語なのでガンダムというのは第一話ではとてつもない可能性は秘めているがまだ機能を全部使えていないというところなので仕方ないのだが、当然ユニコーンガンダムもその通り、しかし可能性を秘めているどころかいきなり最強だろこれ？みたいな、反則的強さは伺えるわけだ
２巻になり
赤い彗星というタイトル通り、赤い彗星フラグがビシビシと立てられる
ちょっとやり過ぎなのではないか？と思えるくらいかつての赤い彗星の名台詞を次々と繰り出す、これは本当に笑えるｗ
なりきりシャア・アズナブルである。。。えっと名前なんだっけ？ｗ みたいな存在になってしまっているが、キャラクター本人もそのつもりのようなので赤い彗星と呼んでおこうか
戦闘シーンも物語も重厚であるが故にこういうなりきりシャア・アズナブル君の存在はネタとしての面白さを感じられる、しかも本人はいたって真面目にやっているので本当に面白いのだな
ミネバ様相手に若いパイロットがうんちくを連ねる、ミネバ様は正直宇宙で一番有名な一族なので知っているがお前だれ？？的な、でも演出的にはミネバ・ザビに匹敵する連邦政府のだれかの子孫ってことなんだろうけどだれ？？みたいな
もうちょっとセリフで分からせてほしいな、１巻冒頭で死んだ初代連邦政府首相の末裔ってことくらいどうにかセリフで入れられないものかね
物語が進めばイヤというほどわかるとは言え、この時点でまた数ヶ月３巻が出るのを待たされる身としては２巻の出来事は２巻内で処理していただきたいものだと思う
それにしてもミネバ様はいい女にお育ちになられた
これは本当にミネバ様に萌える作品と言って過言ではないので、早く３巻が出てくれないか、ただただハァハァしながら待っているとしよう