鋼の錬金術師 新旧一気に見る

元旦に運動するぞ!と書いておきながらずっとアニメを見ておりました えへっ
今回は大作、鋼の錬金術師です
この作品、新旧2作あるんですね、知らずにまず旧作の方を全部見終わってからこれなんだ?とばかりに新作を知りました
都合110話ちょっとを一気に見れるほどに面白いモノでしたがさすがに疲れたかも

錬金術のある世界が舞台、錬金術の原則は等価交換だというシツコイ説明が繰り返されるように、つまりこの等価交換を越えるモノの存在が物語の主題となり物語が進むわけです
新旧共に大筋は変わっていないのですが、いやしかし大きく違うw
何を書いているかわからないかもしれないが物語が結構大きいのでなかなか一言で表せないわけですよ
基本は主人公二人の少年の成長物語ではあるんだけど、母親を蘇らせようとして失敗し兄は片手片足を、弟は体全部をなくす、それを取り戻す旅をしながら成長していくわけですが、その周囲の大人達の権力争いだとか背負っているモノだとか、まあなかなかに深いわけです
旧作はオリジナル性が強すぎて結構反発がでかかったようで、たしかに過剰演出気味だと思える部分は多いし最後の方はイマイチまとまりがついていないなと思っていた、原作があるのに終盤になるとイマイチ抽象的な描かれ方になっちゃうのは着地点がボケたからだろうし、そういう意味で原作に近ければ近いほど物語って破綻しないんだけど、旧作はどうも着地に失敗した感じが多々あって、なるほどオリジナル性強くしちゃったんだってあとで知ったわけです
まあでも実際に連載中の漫画を元にどこまでで着地させるのかっていうのは難しいところだよね

で、新作の方は原作に沿って、しかも原作の最終回と共に終えたわけだから最後まで破綻しないで終わった感じがあるわけだ
改めて原作に忠実とされる新作を見ると旧作のハチャメチャさが伺えるw
まあ原作途中で50話作れと言われればオリジナル加えないと無理だろうから仕方ないんだけどさ
基本的に新旧共に終盤になるに連れて話が暗くなってしまう、話の性質上それはどうしようもないんだろうけど途中途中で少年誌原作らしいギャグ入れたりと苦労はしているみたい、それでも結局は改善されないんだけどさ
少年誌ならばもっとインフレ気味になってもいいだろう登場人物の能力も抑制が効き。。。ってことないかw 最後の方はハチャメチャな強さのビックリ人間博覧会状態だったかw それでも地球を小指で割れるほどのキャラは出て来ないし、初期の強いキャラはそのまま強いままでいてくれるからジャンプ世代としてはちょっとだけほっとする
キャラの味付けも濃くわかりやすい、特にアームストロング姉弟は個人的に大好きだ、特に姉は大好きだw
ヒロイン役は新旧共にメカオタクなのだが、旧作ではイマイチ存在感が出せていなかったけど新作の方ではすっかりヒロインに成り上がっているし、旧作ではなにやらぼんやりした終わり方だったが新作ではしっかりかっちりと結論出しての終わり方だっただけにすっきりする
時間のある方はぜひとも新旧共に見て欲しいと思う、時間がなければ新作だけでもいいとは思うけど旧作も旧作で描きたいことというのがあって、それはそれで面白いと思うわけだ

それにしてもアレだね、長編アニメはついつい寝る時間を惜しんで次へ次へと見てしまうから体に毒だね