時をかける少女 アニメ版を見て

耳を澄ませば 秒速5センチメートル と並んで欝三大作品と呼ばれているらしい 時をかける少女 を見た
これらは学生時代に恵まれた??環境にある少女のお話なので、学生時代にあまり交友関係のなかった人からそう呼ばれているようだが知ったこっちゃない

時をかける少女といえば我々の年代では原田知世さんの映画なんだが、実際にその原田知世さんの映画を覚えているか?と聞かれるとテレビで見たはずなんだけどあまり覚えていないのが現実ってヤツですか
一応その時の主人公がオバサン役で出て来て、その時の相手役をずっと待ってて独身らしい設定で出てくるわけだがそれも映画を忘れてしまっているので大した萌え要素にはならなかった

お話自体は過去に戻れることをいいことにアホらしいことをやりたい放題
それが少女らしいと思えるか、バカ女と思えるかでこの作品の評価は変わるんだろう
おれには正直辛かった
自分がイヤなことがあって、過去に戻ってやり直したら他の人にツケが回って大変なことになる
そういうシーンを繰り返し描いているのだがくどすぎる、そこまで何回も繰り返さなくてもいいんじゃないか?と思えるくらいに繰り返すから主人公の女の子がただのバカにしか見えないわけだな
しかしそのくどい繰り返しにもまったく意味がないわけではなくて、ラストに繋がる伏線をそこで描いているわけだから我慢するしかないんだな
あまりにもアホらしいことを何回も繰り返すうちに、過去に戻れるのには回数が決まっていることに気がつくのだが、その最後の1回を使い終わった後に本来自分が電車に跳ねられるはずだったのを身代わりで友人男性とその男性が好きだと思っていた後輩の女の子が自分の自転車で突っ込んでいくのだ

まあなんだ、オチは書かないようにするのが大変なんだけど、さらりと見る分にはいいんだけどいろいろとツッコミどころが満載でどうしよう
プリンや焼肉食うために過去に戻ったり使ったお小遣いを元に戻すために過去に戻ったりと自慢している姪っ子を見て原田知世さん。。。じゃないや、その役やってたオバサンは一言くらい説教してくれれば物語がもう少し引き締まったかもね
あとバック・トゥー・ザ・フューチャーなんかでもそうなんだけど、こういうタイムスリップモノは正直ツッコミどころが満載になっちゃうんだよね、それくらい過去に戻って物語のIFを語らせるのは難しいってこと
この時をかける少女でもツッコミどころが満載過ぎてイヤになってしまう、本筋はそこではなくて青春物語なんだからと自分に言い聞かせながらもどうしてもタイムスリップができるというワイルドカードを使っている以上論理破綻は仕方のないことだろうか

とりあえずお馬鹿な女子高生が必死に何かをしている姿が好きな人にはおすすめと言いたいが、おれは正直バカ女は大嫌いなので楽しめませんでしたとさ